2020.10.13 就職するならベンチャーか?大企業か?

代表の住吉慶彦です。
就職に関して、よく聞かれる質問第2弾です。

ベンチャーがいいですか?大企業がいいですか?
あるいは、
違いはどんなところにありますか?

私が、大企業もベンチャーも経験しているので、よく聞かれます。

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KENJA GLOBAL / 株式会社ジーベックテクノロジー 住吉 慶彦
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OB訪問でも聞かれますし、
中途採用で面接に来られる方にも聞かれます。

これも、会社選び同様、向き不向きや好みだと思っています。

職務内容が明確に決まっていて、
自分の守備範囲をしっかりとやりきりたいと考えている方には、
大企業が向いていると思います。
それよりも、どんな変化があるか、
どんな仕事が生まれるか分からないカオスな状態で、
色々な仕事を経験したいとか、
自分の力で仕事を創り出したいとか、
会社の成長と自分の成長を合わせたいと考えているなら、
ベンチャーが向いていると思います。

また、ベンチャーは、人数が少ないので、大企業に比べると、
一人一人の会社に対する比重が大きいです。
より会社=自分という意識が高くなると思います。
乗り物で言うと、バスか自転車かみたいな感覚ですね。
ベンチャーは自分で漕がないといけないし、外気に晒され、社会の風を直接感じられます。

よって、結論、人それぞれ。
どちらが自分に合っているか。
自分の目的や性格に合うと思う方を選べばいいと思います。

転職される方は、しっかり自分を振り返って、
自分らしく働ける方を選ぶのが良いと思います。
一方で、就業経験が少ない学生の多くの方は、迷うところだと思います。
自分がどちらに合うか、
実感として認識していないケースがほとんどだからです。

そんな場合、どうやって選べばいいでしょうか?
迷ったときは、困難な道を選べという方もいますね。
困難な道の方が、新たなチャレンジ、経験が出来て、自分の成長につながるから。
ということなのでしょう。
私の場合は、迷ったら、
その後の選択肢の幅が広くなる方を選ぶことにしています。

私が新卒の時に、具体的にどう考えていたか、紹介します。

将来自分で事業を興したいと考えていましたが、
新卒で入社する会社は、大企業に決めていました。

理由は、下記の通り。

1)ベンチャーは経験済みだった

私は、学生の頃、ソフトウェアベンチャーで3年間、ほぼ毎日5時間以上マーケティングの部署でアルバイトをさせて頂いていました。仕事が終わったら、毎日社員の方々と飲みに行き、まるで本当に働いているような疑似体験をすることが出来ました。

2)大企業は中途採用をしていなかった

私が卒業した1998年当時は、大企業では、(特に私が志望していた総合商社では)、中途採用は皆無でした。
よっぽど自分の腕にスキルがない限り、大企業に中途入社出来るチャンスはなさそうでした。
つまり、当時は、大企業からベンチャーへの道はありそうでしたが、逆は、確率が低いと考えました。

3)日本にいる限り大企業のロジックを知っておくべき

日本において、企業数の99%以上が中小企業。就業者数の70%が中小企業です。
一方で、創出している付加価値額は、大企業と中小企業でほぼ同等です。
数字を見ると、日本でイニシアティブをとっているのは、大企業の可能性が高そうでした。
自分が最終的に事業を興したり、ベンチャーで働いたりすることになったとしても、取引先が大企業であることも多々あるはずです。取引先のことを理解するために、大企業を経験しておくことは、必要だと考えました。

4)大企業の方がチャンスが多そう

当時、アルバイトをしていたベンチャーでは、資料請求リストを見て、ひたすら電話をして、業務用ソフトウェアを売り込むという仕事をしていました。
10件中1件、話を聞いてくれれば、良い方でした。
その経験があったので、大企業の方が、ビジネスチャンスが多いのではないかと考えました。
実際、新卒で入社した会社において、入口で断られることはなかったです。

 

と、当時の社会情勢で、大企業に就職することを決めました。

しかし、今は、大企業も積極的に中途採用をしていますし、出戻りも歓迎。
ベンチャーとの協業や提携にも積極的です。
また、インターンも当たり前で、学生も就職活動前に就業経験しやすくなっています。
私が新卒の時とは、大きく異なる外部環境になっていますので、
社会情勢と自分のキャリアの可能性を考えて、決断すればいいと思います。

迷うということは、
自分の中にはっきりした判断軸を設けられないか、
選択肢に不明瞭な点があるからです。
前者は、自分のことを深掘りすることで、
後者は、企業研究を納得するまでやることで、
ある程度、解消することが出来ると思います。
その上で、
論理的に考えて、可能性の広がる方を、もしくは、
感覚的に考えて、自分の心がときめく方を選ぶといいでしょう。

 

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