2021年4月下旬より、株式会社ジーベックテクノロジーは、「XEBECバリレス面取りカッター」を発売いたします。
XEBECバリレス面取りカッターは、バリを出さない面取り工具です。
面取り後のバリ取り工程を不要にすることで、バリ取り工数削減、刃具費低減、加工時間短縮等を実現します。
初期ラインナップは大きく2種類。
AlTiCrNタイプ(鋼、SUS、耐熱合金用)とノンコートタイプ(アルミ、樹脂用)をご用意しています。
型式 | 適用面取りサイズ | コーティング | 刃数 | 面取り合わせ径 | 使用方法 |
XC-C-06-M | C0.7~1.5 | AlTiCrN(鋼、SUS、耐熱合金用) | 4枚 | φ4 | 横送り加工 |
XC-C-06-N | C0.7~1.5 | ノンコート(アルミ、樹脂用) | 4枚 | φ4 | 横送り加工 |
正面から見た形がV字型の切れ刃を世界で初めて面取り工具に採用し、特許を取得しました。
このV字型切れ刃により、面取り加工時の切りくずがV字の内側に向かうため、切れ刃が摩耗してもバリが発生しにくい構造となっています。
V字型切れ刃(特許取得済)
このV字型切れ刃に加え、材質には超微粒子超硬合金を使用することで、社内での実験結果では、一般的な面取り工具の約2倍の長寿命化を実現しました。
切削加工で加工対象物(ワーク)のエッジ(角)部分に発生したバリは、面取り加工で除去するのが一般的と言われています。
この点、私たちも調査を行いました。
「面取りカッターを使う理由として最も当てはまるもの」という設問において、半数を超える60%のユーザーが「バリを取るため」と回答しています。
※ n=32社, 金属加工業における面取り工程があるユーザー様
このことから、「面取りカッターを使う理由」の多くは「バリ取り」のためであることが伺えます。
また、「面取り後のバリ取りについて」の設問では83%のユーザーがバリ取りを行っていると回答しています。
※n=66社, 金属加工業における面取り工程があるユーザー様
「バリを取るため」に面取り加工を入れているにも関わらず、その面取り加工によって再びバリが発生し、それを再び「バリ取り」を行っているこの状況は、おかしいはずです。
しかし、今日でも製造現場において、これは常識となっており、見て見ぬふりをされ続けてきた問題なのかもしれません。
私たちは、「XEBECバリレス面取りカッター」の提供を通じて、このバリ取りの常識を変えていきます。
XEBECバリレス面取りカッター
製品詳細
https://www.xebec-tech.com/products/xc/
使い方
https://www.xebec-tech.com/howtouse/xc/
よくある質問
https://www.xebec-tech.com/faq/xc
開発背景
https://www.xebec-tech.com/blog/no-26/