2020.04.30 世界一のコーチに聞いた「悪い流れの断ち切り方」

XEBECマーケティング担当の板橋です。
世界一のラグビーコーチと名高いエディー・ジョーンズ氏と直接お話する機会がありましたので、今回はそのときのお話しです。

エディー・ジョーンズ氏について
元ラグビー日本代表監督。前回2015年のワールドカップでは、日本に奇跡の3勝利をもたらした世界一と言われるコーチ。

2015年以前の日本は、過去7回のワールドカップにおいて全24試合中1勝だったが、日本人に適したやり方で変革し2015年のワールドカップにおいて3勝という快挙を達成。

2015年末以降、イングランドの代表監督。
2015年大会で予選落ちしたイングランドを昨年のワールドカップで準優勝まで導いた。ここまでイングランド代表監督史上最高の勝率(78%。42勝1分11敗)を記録している。
WikiPedia – エディー・ジョーンズ (ラグビー指導者)

 

人の心に訴える方法

まず、本人にお会いできることが分かっていたので事前予習をしていました。
事前予習のために読んだ本がこちらです。

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

 ※ サインをしてもらいました

 

ひとつ印象に残っている話をひとつシェアすると「人の心に訴える方法」です。
世界一のコーチはどう選手の心を動かしているのか。

まず、メッセージの絞込みを行うこと。
これは直接お会いしたときも仰っていましたが、どんなに頭のよい選手でも3つ以上のことを常に覚えているのは難しいと。

そのため、どんなときでもメッセージは3つに絞っているそうです。

そして、重要なメッセージの伝え方。秘訣は「繰り返し」。

伝えるメッセージ自体はシンプルに絞り込んだ上、繰り返し同じメッセージを伝えることを大事にしているそう。

しかし、毎回同じようなことを話していると飽きられてしまって頭に入りません。
例え話を変えたりするなど、異なる表現方法で同じメッセージを繰り返すことが大事だそうです。

メッセージはシンプルに。
伝え方は手を変え品を変える。

私はマーケティングを担当していますが、この考え方はコーチングのみならず、あらゆるマーケティング活動においても使える考え方であると感じました。

ちなみに、XEBECの日本国内のマーケティング活動において、
繰り返し発信しているメッセージは「バリ取りの常識を変える」で統一しています。

 

「悪い流れ」の断ち切り方

エディー氏に1つだけ質問できる機会を得た私は、こんな質問をしました。

「”悪い流れ”が続いたとき、どう対処すれば良いですか?」

これはハイプレッシャーな勝負の世界で百戦錬磨を成しうる人に、ずっと聞いてみたかったことでした。

この質問に際し、エディー氏はこう答えてくれました。

エディー氏:「『これでいく』ということをちゃんと決めることだ。そして覚悟を持ってそれを実行すること。方針が曖昧のままだと負のループが継続してしまう。」

悪い流れが続いているという事は、やはり当事者はひしひしと感じるものです。
そういう負のサイクルムードが発生していると感じたときには、
切り返しのきっかけとなる「方針」だったり、そういう”仕切り直し”が必要なのかもしれません。

結局、何もしなければ、何も変わらない。
悪い流れは続くばかり。
もし悪い流れが発生したら、勇気を出して1つの方針を定めよう。
勇気を持って実行しよう。

そんなことを、この1日から学んだのでした。

 

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