2021.10.19 どんなときに、仕事が楽しいと感じますか?

代表の住吉慶彦です。

今週開催されるMECTに合わせて、カタログを刷新しました。
特に表紙は、ガラッと雰囲気を変えたので、その背景をご説明します。

約2年続いたコロナ禍。ワクチン接種も進み、感染者数も減少し、
経済活動を再開しようという明るい兆しが出て参りました。
そのようなタイミングで、展示会場で皆さんにお会いでき、
交流できるのを大変楽しみにしております。

この2年間は、これまで当たり前だった出社や出張がしにくくなり、
世界中で、みんなで、新たなコミュニケーション方法を試行錯誤する期間となりました。
一方で、変わらないものについても、考えさせられる時間でもあったように思います。

今回のカタログでは、
コロナ禍で改めて考えた、我々にとって変わらないもの。
当社の存在意義は何か、今までもこれからも提供したいものは何かを表現しました。
是非お手に取って、ご覧頂けると嬉しいです。

当社は、「バリ取りの常識を変える」という標語を掲げ、
我々独自の視点、思考、技術で、
新しいバリ取りの方法を開発し、
バリ取りの問題を100%解決することを目指しています。

今年は、4月に、世界初のV字型切れ刃を持つバリレス面取りカッターを発売しました。
今回のMECTでは、素材から見直した内径用大径ブラシや、カッター&パスのラインナップ追加など、
バリ取りを効率化、自動化、安全化できるような新商品をご紹介する予定です。

このような活動の先に、我々はどんな世界を目指しているのだろうか?
我々の工具やサービスを使って、お客さんにどうなってもらいたいのだろうか?
を考えて、行きついたのが、
当社の社是であるEnjoy working(働くことを楽しむ)でした。

仕事って楽しいものだっけ?
大変なのが仕事なんじゃないの?
と違和感を覚える方も多いと思います。

確かに、仕事は一筋縄では行かないことが多いです。
しかし、困難を乗り越えた時や、誰かと協力して何かを成し遂げようとしている時など、
やりがいを感じられる瞬間は、少なからずあるのではないでしょうか?
たとえば、我々にとっては、
皆さんと協力し、バリ取りの現場を少しでも改善できると喜びや達成感を感じます。
仮に、うまく行かなくても、次につながる発見や関係作りが出来れば、充実感を感じます。

そんな時間を増やせると、
仕事も、自分にとって、楽しいと思える良い時間になるのではないでしょうか?
気分よく仕事が出来れば、仕事以外の時間もご機嫌に過ごせるのではないでしょうか?

人それぞれ、やりがいを感じる瞬間や仕事を楽しめる瞬間は違うと思いますが、
学術的には、
仕事の楽しさを生み出す究極の没頭感のことを「フロー」といい、
それは「挑戦」と「能力」のバランスがちょうどよい時に実現するそうです。

では、自分の能力と挑戦の度合いが釣り合うというのはどういうことでしょうか?
私は、いつもとちょっと違うことや、少し新しいことをする
ということかなと思います。

我々は、毎日、毎週、毎月、毎年、いつもやっていることが多いですよね。
そんな無意識で行っているルーティンをほんの少しだけ、変えてみる。

たとえば、現場を見て回るのであれば、ルートを逆から行ってみたり、見る場所を少し変えてみたり。
そうすると、いつも出会わない人と出会ったり、新しい発見があるかもしれません。
10個の手順があったとしたら、1つ新しい手順を加えてみたり。あるいは引いてみたり。

変化があれば、新しい発見があり、ワクワク感ややりがいにつながるきっかけになります。
自分でほんの少しの変化をつけることで、
仕事の見え方が変わってくる可能性があるのです。

我々は、バリ取りの効率化、自動化、安全化を実現できる工具やサービスを提供することにより、
生産現場に変化をもたらし、
仕事を楽しめるきっかけを提供しているのだと考えています。

仕事をする時間。
どうせ取り組むなら、嫌々やるよりも、
楽しく出来た方が、いいですよね?

Enjoy workingには、色々な意味を込めています。
ユーザーの皆さんには、我々の開発した工具やサービスを使って、新たなことに挑戦する時間を生み出し、仕事を楽しんでもらいたい。
改善活動のために知恵を出し合う商社や関連メーカーや協力会社の皆さん、すべての関係者の皆さんには、XEBECのメンバーと働くことを楽しんでもらいたい。
我々自身は、バリ取りの効率化、自動化、安全化を目指して、
多くの皆さんの協力をしてゆくことで、仕事を楽しむ。
このように考えています。

今週のMECTでは、
皆さんと、より良いバリ取りのために、より良い未来のために、
明るく、楽しく、前向きに、お話できることを楽しみにしています。

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