装着時は、工作物に対して横から進入することができないため、以下のような方法でご使用ください。
①工作物上部より、無回転でブラシを工作物に進入させてください。
②設定値まで切込み、ばねを収縮させてください。
③ばねが収縮した後、ブラシを回転させ、送りを開始してください。
④加工終点でブラシの回転および送りを停止させてください。
⑤ブラシを工作物上部へ戻してください。
FH-ST12ーSL10はブッシュ未装着状態で、シャンク径φ10mmのS40M-SD10を取り付けることができます。
また、付属の専用ブッシュを取り付けることにより、シャンク径φ6mmのS06M・S15M-P、
Φ8mmのS25M・S40Mを装着できます。
シャンク固定ねじ穴とブッシュの穴を合わせ、専用ブッシュを奥まで差し込み、シャンク固定ねじをセットしてください。
FH-ST12ーSL10は、加工品質に合わせてばねを交換し、切込み荷重を変えることができます。
購入時、ばねは標準荷重用が内蔵されています。
ばねの格納部位はφ10.5×25~19(6mm摺動)です。
よって、ばねはφ10で、25mm~19mmの範囲で問題なく使用できるばねであれば、交換可能です。
また、同梱されている高荷重用ばね(0.72~1.05kgf)よりさらに高荷重の、
最大荷重ばね(1.52~3.34kgf)の取り扱いもございます。お問い合わせください。
1 C形止め輪2を外します。
*C形止め輸の取り外し、取り付けの際はスナップリングプライヤー軸用(C形止め輪サイズ20mm)をご使用ください。
2 鋼球押さえリングを外し、本体内に入っている鋼球を取り出します。(2箇所)。
*鋼球は小さく紛失しやすいため、取り外す時はご注意ください。
シャンク固定ねじ穴とブッシュの穴を合わせ、専用ブッシュを奥まで差し込み、シャンク固定ねじをセットしてください。
FH-ST20-60は、シャンク径φ12mmの「XEBECブラシ 表面用」Φ60mmを取りつけることができます。
FH-ST20-100は、シャンク径φ16mmの「XEBECブラシ 表面用」Φ100mmを取りつけることができます。
※購入時、ばね圧は最小に設定されています。
荷重調整ネジ2を緩め、荷重調整ネジ1をエンドまで締め込んだ後、荷重調整ネジ2を締め込みロックします。
① 荷重調整ねじ2を緩めます。
② 荷重調整ねじ1を締めこみます。
③ 荷重調整ねじ2を締めこみます。
「XEBECブラシ表面用」専用シャンクを奥まで差し込み(30mm)、シャンク固定ねじでセットしてください。
シャンク径によってはブッシュ(別売り)と組み合わせる必要があります。
1 先端側より、六角レンチ(3mm)で、ロックボルトをゆるめてください。
2 六角レンチ(5mm)で調整ボルトを移動させ、ばね圧を調整します。
ばね荷重(N) | 調整方法 | ||
ストローク | |||
0mm | 6mm | ||
標準荷重 | 2 | 6 | 調整ボルトを時計方向に締め切った状態となります。出荷時はこの標準荷重に設定されています。 |
高荷重 | 6 | 10 | 調整ボルトを半時計方向に回すとばね圧が強くなります。 時計方向に締め切った状態(標準荷重)から半時計方向に6回転の位置が高荷重です。 6回以上の回転は、ばねが密着し、フロート機能が行えませんのでご注意ください。 |