対象のバリサイズ、推奨の切込量でもバリが取れなかった場合は、下記3点をご確認ください。
回転速度を上限まで上げる。
横バリは、ブラシ先端部がバリを起こす、バリに対してアップカットを推奨しています。
研削力は、A32(青)>A21(白)>A11(赤)です。
材質やバリのサイズから、ブラシの色が適切かご確認ください。
ブラシがエッジをこするような加工をしますので、エッジをダラすことなく(ピン角)でバリを取ることができません。
エッジのダレは改善できる場合があります。下記3点をご確認ください。
ダレを抑えたい場合は、バリが取れる範囲で送り速度を1000mm/minずつ上げる。
送り速度を上げることで、サイクルタイム短縮も可能です。
バリが取れる範囲で、回転速度を10~20%ずつ下げる。
バリ取り後のエッジ品質は、A11(赤)>A21(白)>A32(青)です。
ブラシの色を変えることでエッジのダレが改善する可能性があります。
対象のバリサイズでも寿命が短い場合は、下記2点をご確認ください。
サイクルタイムを重視するのであれば、バリが取れる範囲で送り速度を1000mm/minずつ上げる。
面の仕上がりは改善できる場合があります。下記をご確認ください。
表面の仕上がりは、A11(赤)>A21(白)>A32(青)です。
材質や目標面粗度から、ブラシの色が適切かご確認ください。
面の仕上がりは改善できる場合があります。下記3点をご確認ください。
到達面粗度は、A11(赤)>A21(白)>A32(青)です。
材質や目標面粗度から、ブラシの色が適切かご確認ください。
乾式でも、湿式(油性、水溶性共に可)でも加工できますが、湿式加工の方が面粗度向上に効果があります。
同じサイクルタイム内で比べた場合、面粗度を向上させるには送り速度を下げるよりパス回数を増やすことが効果的です。