砥粒は使っていません。
独自素材のセラミックファイバーが研磨材となります。
当社のブラシはセラミックファイバーを研磨材としており、ナイロンブラシやワイヤーブラシのように変形することがありません。
使用していてもストレート形状を保つため、NCでの制御が可能なブラシです。
当社のブラシは、線材構造のため、磨耗するとブラシの長さは短くなりますが、ブラシ先端の自生作用で常に新しい切れ刃が生み出されます。
理論的には線材の根元まで研削力は変わりませんが、毛丈が短くなると毛腰が強くなり、ブラシが拡がりにくくなります。
当社のブラシは砥粒を使用しておりませんので、砥粒が脱落して目詰まりすることはありません。
ブラシや被削材の切削粉により研削力が落ちる場合がありますので、洗浄をおすすめします。
バリの根元厚みが0.1mm以下の、爪で簡単に折れる程度のバリが本製品のターゲットとなります。
爪で簡単に折れる程度のバリです。
HRC65以下の材質が対象で、アルミ、一般鉄から鋳鉄や高硬度材、SUSやインコネルなどの難削材にも対応しています。
使用可能です。
ただ、材質によっては溶けてしまったり、変色してしまう場合があります。
工作物の変形が問題になる場合は、回転速度を推奨条件の1/10程度にすることで改善できる場合があります。
ブラシに使用しているバインダーが樹脂製のため、150℃以下の環境でご使用ください。
1次加工穴径でφ3.5~20mmを対象としています。
ブラシのため、先端が多少拡がっており、安全をみて対象径を大きめに設定しております。
穴の中にブラシが挿入できれば、一定の効果は発揮することができます。*研削力は落ちる可能性があります。
通常、ブラシを工作物に挿入する際は無回転での挿入を推奨していますが、対象径以下で使用したい場合は300min-1程度に回転させることでブラシ先端がまとまり、対象穴径より小さい穴にも挿入できる場合があります。
また、穴の口元に面取り加工がある場合は、ブラシが挿入しやすくなるため、φ3mmでも対応できる場合があります。
バリだけでなく、ねじ山も壊してしまうため、対応できません。
ブラシが破損する可能性があるため、おすすめしておりません。
マシニングセンタや専用機で使用できますが、8000~12000min-1の回転速度が必要です。 回転速度が上がらない場合は、増速スピンドルを用いて回転速度を上げてください。
推奨条件で8000~10000min-1程度の回転速度が必要になります。
XEBECブラシ 内径・交差穴用は、先端に高い研削力があるため、加工面(バリ発生部位)にブラシ先端を当てる必要があります。
そのため、内径の加工においては、回転させて遠心力でブラシを広げる必要があります。
加工条件については使い方ページををご覧ください。
ツールを回転させることが出来ない場合、ブラシの研削力を十分に発揮できず、バリを取りきれないことが多いです。
推奨回転速度より低い場合、ブラシがバリ発生箇所まで広がらず、バリを取ることができません。
その場合は、バリが発生している内壁にブラシを寄せて加工することでバリが除去できる可能性があります。
色の違いは研削力の違いを表しています。
色によって研削力が異なり、対象となる材質やバリのサイズなどの目安があります。
色による研削力の違いは、赤:青=100:600となっております。
製作することができません。
φ1.5のCH-A12-1.5Mは線材本数が7本程度で、これより線材数を少なくすると研削力が落ちてしまうため、製作品での効果は見込めません。
線材径変更の追加工は対応しておりません。
ただ、線材は簡単に折ることができますので、折って本数を減らし、小径に挿入することは可能です。
ただし、効果については確認できておりません。
ブラシについては、線材部を通常品より延長・カットする追加工が可能です。
詳細については、お問い合わせください。
ブラシ径の特注対応は承っておりません。
PDFで提供しております。
お問合せフォームからご依頼ください。
※CADデータ、dxfデータのご提供はしておりません。
バリが発生している交差穴に対して上下+1mm以上ブラシを動かして使用している事例が多いです。
ブラシが短くなったら、補正を入れてください。
乾式でも、湿式(油性、水溶性とも可)でも加工出来ますので、切削加工で使用するクーラントをそのまま使用することができます。
なお、湿式加工の方が面が綺麗に仕上がり、ツール寿命が改善する傾向があります。
2次加工穴にバリをカエさないために、下記の使用方法をおすすめいたします。
①ブラシの回転を止めた状態で1次加工穴に挿入
*円筒外で回転させると、線材が破損、飛散する恐れがあります
②2次加工穴を通り過ぎたところで、ブラシを回転
*引きながら加工することによりバリを円筒内径面に寝かせてしまうことがなくなります
③ブラシを引きながら加工
④ブラシを押しながら加工
⑤ブラシの回転を停止
⑥ブラシの回転を止めた状態で引き抜く
材質、加工条件にもよりますが径で数3~4ミクロン程度は削る可能性があります。
金型研磨用セラミック砥石を応用したブラシのため、バリ取りと同時に内径を研磨することが可能です。
鉄やステンレスなどであれば面粗度Ra0.1μmを達成することも可能です。
ただし、アルミに対しては、ブラシ目により外観が曇ったような状態になることもあり、面粗度が悪化する場合もあります。
また、ブラシ目が残るため、鏡面に仕上げることはできません。
個数管理になります。
テストにてバリが取り切れなくなる個数を把握し、その値の80%程度を見て管理されている事例が多いです。
先端外周部の10mm摩耗が交換の目安になります。
下記の場合はブラシが破損する可能性があります。
・偏心交差穴、斜め交差穴
・T字型の交差穴で2次加工穴径が1次加工穴径の100%以上
・十字型の交差穴で2次加工穴径が1次加工穴径の70%以上
ブラシ先端の挙動に注意しながら初期テストを実施し、折損が起こらないことを確認してご使用ください。
バリのサイズや工作物の材質、加工条件によって大きく変わります。
当社のバリ取り・研磨ツールに対応したスピンドルを紹介することは可能です。
技術サポート(03-6893-0810)にお問合せください。
当社では専用機を製作しておりません。
バリ取り専用機を製作できるメーカを紹介することは可能です。
技術サポート(03-6893-0810)にお問合せください。
再研磨、再埋め込みは対応しておりません。
再研磨については、ダイヤ電着砥石を用いて成形することが可能です。
軽く水洗いの上、エアブローなどで付着した塵やクーラントを飛ばしてください。
ダイヤモンド電着砥石をおすすめしています。
指定はございませんが、ご紹介できる市販品があります。
技術サポート(03-6893-0810)にお問合せください。