1台に何時間もかかっていた「磨き」の行程。それを解消すべくXEBECブラシ(旧称:カッティングファイバー)を導入。
サンプルを元に本音のリクエストを出しながら、よりよい仕様にアレンジしていった。
導入後は磨き作業が短縮し、作業者の負担が軽減。葵精機の大切な技術となった。
半導体の製造にかかわる真空装置部品製造に特化した、葵精機株式会社。
同社では数年前から、切断加工したアルミの表面を手で磨く作業が増大し、現場の悩みとなっていました。
そこで導入されたのが、ジーベックのXEBECブラシ。「手作業を減らし、省力化を実現したい」という思いのもと、製品の使用が始まりました。
葵精機株式会社 小澤氏
宮永(葵精機):
ICチップは、半導体の「心臓部」といわれる大切な部分。
わずかなズレも許されないので、磨き作業はとても重要なんです。
だからこそ、現場で磨く作業者の負担はかなりのもので、なかには1台のパーツを磨くのに6時間かかることもありました。
もし磨き時間から逆算して納品スケジュールを立てたら、とんでもないことになる状況だったのです。
葵精機株式会社 宮永氏
切削工具と並ぶXEBECブラシ
小澤:
赤尾さんには、「100%のベストでなく、ベターの物ができればいい」と最初に言いました。
磨き作業のすべてをXEBECブラシでできなくてもいいから、とにかく手作業の時間を少しでも減らしたいと。
そういう話をしたら、赤尾さんはまんまと僕にダマされて、すぐにデモ機を送ってくれましたよね(笑)
赤尾:
当時まだ販売準備中だった樹脂製のホルダーは、今では一般販売しています。
僕らにとってもお客様のニーズにタイムリーにお応えでき非常にうれしかったです。
葵精機株式会社 小澤氏
小澤:あまりにも磨きの精度がよくなったので、取引先が戸惑うこともありました。葵精機の大切な技術を、XEBECブラシは確立していますよ。
葵精機 小澤氏・宮永氏、ジーベックテクノロジー 赤尾